お肌はとってもデリケート。日々変わっていくので、気づいたときが始めどき。
美容皮膚科医として、日々さまざまなお肌の悩みと向き合う中で感じているのは、ホームケアの大切さ。
正しいケアを続ければ、コスメのチカラだけでもお肌は健やかに生まれ変わります。
お悩みのある箇所をクリック!お悩みに合わせたアイテムもご紹介します。
クリアな素肌への近道は、
お肌のチカラを引き出すこと。
シミ・くすみのケアで大切なのは、お肌の再生力をアップさせること。 善は急げ!でも、急がば回れ。 1ヶ月後、2ヶ月後を楽しみにして、お肌のチカラを引き出すケアで明るく透明感あるお肌を手に入れましょう。

「シミ」は、皮膚にできたメラニンが残ってしまったもの。
私たちのお肌は、紫外線や皮膚の炎症、などの刺激を受けると、「メラニンを作りなさい」という指令を出して、色素細胞にメラニンを作り出させます。 こうして生成されたメラニンは、通常28日ほどの周期で繰り返されるの表皮のターンオーバーによって、垢となって角質と一緒に排出されます。 ところが、メラニンが過剰に作られてしまうと排出のスピードが追いつかなくなり、また、加齢などによるターンオーバーの乱れも加わって、いつまでもメラニンが残ってシミとなってしまうのです。
コスメアドバイス
日ごろからの紫外線予防と毎日のお手入れが大切。
シミ・くすみというと美白を第一に思い浮かべますが、最も大切なのはお肌のターンオーバーを整えてあげること。お肌の根本を見つめたケアで、クリアなお肌へ。Dr.高須英津子がシミ・くすみのためのお勧めコスメをご紹介いたします。
1. 最も大切なことは、お肌のターンオーバーを整えてあげること。
表皮に沈着しているメラニンは、細胞の生まれ変わりを規則正しくしてあげれば自然に排出されていきます。 そのために有効な成分としては、皮膚の真皮までしっかり浸透してターンオーバーを促す3GF(EGF・FGF・IGF)がおすすめ。ジュランツの基本ケアシリーズには美容液『ゴールドセラム』をはじめ3GF配合のアイテムが多いので、毎日のケアを続けることで補給いただけます。さらにスペシャルケアとして、3GFだけでなく美白成分APPSも配合した『ウルトラセラム』を。 保湿を兼ねて美白成分を重ねていくイメージでお使いください。
2. できてしまったメラニンを薄くする。
美白にはビタミンCが効果的ですが、ビタミンCをそのままお肌に入れても効果はありません。 そこでおすすめなのが、お肌に入ってからビタミンCに変わる誘導体「APPS」です。 APPS配合の『ホワイトパウダーEX』は、透明感が出て即効性があると、ジュランツの中でも特に人気の商品。 いつものローションや乳液に溶かして、たっぷりとお肌に入れてあげましょう。
3. 角質ケアでメラニンをためこまないお肌に。
本来はがれ落ちるはずの角質が肌に残り、角質層が厚くなっていませんか? 古い角質が表面に留まってしまっては、お肌がより暗くくすんで見えるだけでなく、何より美容成分がお肌の中へ浸透していきません。 古い角質を取り去るには、ピーリングが効果的。朝の洗顔にAHA(フルーツ酸)配合の『フェイシャルフォーム』で夜の間に柔らかくなった古い角質をやさしく溶かしてあげましょう。 ピーリングを行った後は、肌の保湿をしっかりと。 水分量を保つことで角質層の硬化予防にもつながります。
4. 新しくメラニンを作らないためにUV対策も忘れずに。
これ以上メラニンを生成しないためにはUV対策が不可欠。 紫外線が強くなる春夏はSPF50で。秋冬はお肌の負担が少ないSPF30がおすすめです。


ホルモンバランスの乱れによって発生。両頬に対称的にできる肝斑(かんぱん)などが代表的。

ニキビ跡など、皮膚の炎症によって色素沈着が起こることがあります。

毛細血管を収縮して血流を悪くするため、お肌のターンオーバーの乱れに。

紫外線を浴びすぎるとお肌が過剰にメラニンを生成してしまいます。

年齢とともにお肌のターンオーバーが遅れてメラニンが排出されにくくなります。20代ではおおよそ28日周期ですが、40代では45日ほどになると言われています。

疲労やストレス、睡眠不足が続くと血液やリンパの流れが悪くなり、新陳代謝が低下してお肌のターンオーバーが遅れ気味に。
お肌の一部が暗く透明感のない「くすみ」も原因はさまざま
お肌の一部で暗く影のように見えている部分のことを「くすみ」といいます。 くすみも、シミと同じように過剰なメラニンの蓄積のほか、肌表面の乾燥、角質肥厚、血行不良などのさまざまな要因が考えられます。
- 紫外線ダメージや老化などによりお肌のターンオーバーが乱れると、古い角質がはがれず厚くなり、透明感がなくなってきます。
- 肌が乾燥してカサつくと角層のキメが乱れ、肌表面が凸凹して光が乱反射するため、顔全体が暗い印象になってしまいます。
- 血液やリンパの循環が悪くなると、お肌の細胞は十分な酸素や栄養を受け取ることができなくなって新陳代謝が低下し、ターンオーバーが遅れてしまいます。
ホルモンバランスの乱れによってできる「肝斑(かんぱん)」。
両頬に対称的にできるくすみは「肝斑」です。肝斑のある方は、お肌をこすりすぎないように注意しましょう。 そして、UVケアを十分に行うことが大切です。心配な方は皮膚科を受診されることをおすすめします。